本場ローマ
味 カチョエペペ(Cacio e Pepe)の完全再現レシピ

作者 CookFrames
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わずか3つの材料で、本場ローマの『カチョエペペ』をマスター。煎りたての黒胡椒と濃厚なペコリーノ・ロマーノが、驚くほどクリーミーで贅沢なソースを作り出します。

↓ 材料 ↓ 手順

「カチョ・エ・ペペ」は、イタリア語で「チーズと胡椒」を意味する、ローマを代表するパスタ料理です。極限まで削ぎ落とされたシンプルな材料ながら、その美味しさはテクニックにあります。粒胡椒を煎って香りを引き出し、パスタの茹で汁の温度を調整しながらチーズを乳化させることで、ダマのない滑らかなクリーム状に仕上げます。イタリア料理の「引き算の美学」が詰まった究極の一皿です。

艶やかなペコリーノ・ロマーノと芳醇な黒胡椒のソースが、太めのスパゲッティにたっぷりと絡んだ最高の一皿。
艶やかなペコリーノ・ロマーノと芳醇な黒胡椒のソースが、太めのスパゲッティにたっぷりと絡んだ最高の一皿。
準備時間10 mins
調理時間15 mins
合計時間25 mins
分量2人分
難易度普通
カロリー450 kcal

材料

作り方

  1. 1粒胡椒を入れる
    ガスコンロで火にかけた小さなステンレス製の鍋に、粒黒胡椒が入っている様子。

    まず、乾燥した小さな鍋に粒黒胡椒を入れます。本場のカチョエペペは黒胡椒の力強い香りが決め手となるため、あらかじめ挽いてある胡椒ではなく、必ず粒のものを用意してください。

    Tip: 弱火で加熱し、時々鍋を振って胡椒が焦げないように均一に加熱しましょう。
  2. 2スパイスを煎る
    ステンレス鍋の底に広がる粒黒胡椒の俯瞰写真。

    胡椒を入れた鍋を弱火にかけます。2〜3分ほど、非常に強い香りが立ち上がってくるまでじっくりと煎ります。この工程が、胡椒の中に閉じ込められた天然のオイルを目覚めさせ、香りを最大限に引き出す鍵となります。

    Tip: 市販のテーブルコショウは絶対に使わないでください。粒胡椒をその場で扱うことで、仕上がりの味が劇的に変わります。
  3. 3煎った胡椒を砕く
    重厚な石臼の中で、乳棒を使って煎った黒胡椒を力強く砕く様子。

    温まった胡椒をすり鉢に移します。粗めに砕いていきましょう。挽きたての胡椒は、この料理のアイデンティティである鋭く独特な刺激と香りを放ちます。

    Tip: 細かなパウダー状にするのではなく、あえて粗く不揃いに砕くのが伝統的なスタイルです。食感のアクセントになります。
  4. 4胡椒の旨味を抽出する
    白いお玉で、砕いた黒胡椒が入ったボウルに熱い液体を注いでいる様子。

    砕いた胡椒が入った容器に、茹で汁を少量加えます。熱い液体が胡椒のオイルと反応し、ダークで香り高い「胡椒の出汁」が出来上がります。これがクリーミーなソースのベースになります。

    Tip: パスタを茹でている場合は、その茹で汁を使ってください。でんぷんが含まれているため、後でソースがまとまりやすくなります。
  5. 5パスタを茹でる
    沸騰したお湯が入った大きな鍋に、乾燥スパゲッティを沈めている様子。

    大きな鍋にパスタを入れます。通常よりも少し少なめのお湯で茹でるのがコツです。そうすることで茹で汁のでんぷん濃度が高まり、後ほどソースを乳化させる際に役立ちます。

    Tip: 塩は控えめに。ペコリーノ・ロマーノは塩分が非常に強いチーズなので、茹で汁の塩分が強すぎると仕上がりが塩辛くなってしまいます。
  6. 6ペコリーノをすりおろす
    おろし金でペコリーノチーズの塊を削り、ふわふわのチーズが山のように積み上がっている様子。

    細めのおろし金を使って、たっぷりのペコリーノチーズを広めのフライパンに直接すりおろします。雪のように細かく、軽い質感にするのが理想です。シンプルな料理だからこそ、質の良いチーズを惜しみなく使うのがポイントです。

    Tip: できるだけ細かくすりおろしてください。細かいほど均一に溶け、ダマのない滑らかなクリーム状になります。
  7. 7チーズに水分を加える
    すりおろしたペコリーノチーズが入ったフライパンに、銀色のボウルから温かいお湯を注ぐ様子。

    すりおろしたチーズに、少量のお湯を慎重に加えます。ここで最も重要なのは、お湯の温度です。熱湯ではなく「温かい」程度のお湯を使うことで、チーズが固まらずにゆっくりと溶け始め、滑らかなペースト状になります。

    Tip: チーズがダマになるのを防ぐため、必ず熱湯ではなく「ぬるめのお湯」を使用してください。
  8. 8黒胡椒を加える
    フライパンの中で湿らせたペコリーノチーズの上に、挽きたての黒胡椒を振りかけている様子。

    水分を含ませたチーズの上に、先ほど砕いた黒胡椒を散らします。煎ってから砕いた胡椒のオイルがソース全体に行き渡り、既製品の粉胡椒では決して出せない力強い風味が加わります。

    Tip: 胡椒が全体に均一に混ざるように広げ、どこを食べても完璧な味わいになるようにします。
  9. 9ペースト状に練る
    ヘラを使って、チーズ、お湯、黒胡椒を混ぜ合わせ、濃厚なペーストを作っている様子。

    ヘラを使い、ペコリーノチーズとお湯、黒胡椒をしっかりと混ぜ合わせます。全体が乳化して、重みのあるなめらかなペースト状になるまで混ぜてください。この工程をマスターすることが、パスタに美しく絡む究極の一皿を作る秘訣です。

    Tip: チーズの量はケチらずに。たっぷり使うことで、リッチでコクのあるソースに仕上がります。
  10. 10状態を確認する
    フライパンの中で、ダマのない滑らかなチーズと胡椒のペーストが完成しているクローズアップ写真。

    フライパンの中のベースを確認します。糸を引いたり大きな塊ができたりせず、滑らかでクリーミーなペーストになっていれば成功です。この濃縮されたベースが、後の工程でシルクのようなソースへと変わります。

    Tip: 見た目が完全に均一で、チーズの塊が一つも残っていない状態を目指してください。
  11. 11パスタを移す
    トングを使い、茹で上がった熱々のスパゲッティをチーズペーストの入ったフライパンに直接入れている様子。

    トングを使って、茹で上がったスパゲッティを茹で汁の鍋から直接チーズペーストの入ったフライパンに移します。パスタの熱と、一緒についてくる少量の茹で汁が、ペーストを溶かして素晴らしいソースへと変えていきます。

    Tip: パスタを直接移すことで、ソースを乳化させるのに必要なでんぷん質を含んだ水分を自然に加えることができます。
  12. 12追いチーズをする
    フライパンの中のパスタの上に、さらにおろし金で新鮮なペコリーノチーズを削りかけている様子。

    フライパンのパスタの上から、さらにたっぷりとペコリーノチーズをすりおろします。最高の風味と食感のために、必ずその場ですりおろしてください。ここで妥協してはいけません。

    Tip: この2段階目のチーズが、ソースに最後のリッチさと濃厚なテクスチャーを与えてくれます。
  13. 13和えて乳化させる
    フライパンを激しく振り、パスタとソースが混ざり合って乳化していく様子。

    パスタ、黒胡椒、茹で汁、チーズをフライパンの中で激しく和えます。この素早い動きによって脂肪分とでんぷん質が強制的に乳化し、麺の表面を完璧にコーティングする濃厚で滑らかなソースが完成します。

    Tip: 手を休めずに混ぜ続けてください。この激しい撹拌こそが、ダマのないシルクのようなカチョエペペを仕上げる唯一の秘訣です。

保存と温め直しについて

冷蔵保存
2日間
密閉容器に入れて保存してください。冷えるとソースが固まります。
温め直し
5分
フライパンに移し、少量の水を加えて弱火で優しく温めながら、ソースを再度乳化させてください。電子レンジは避けてください。

カロリー消費

サイクリング
ゆったりとしたペース(時速15km程度)で約70分。
ウォーキング
しっかりとした足取り(時速5km程度)で約90分。
ピラティス
体幹を意識したマット運動を約2時間15分。

よくある質問

お湯の温度が高すぎたことが原因です。沸騰したお湯をチーズに直接加えると、タンパク質が凝固して分離してしまいます。必ず「ぬるめのお湯」でペーストを作ってください。
代用は可能ですが、カチョエペペ特有のシャープな塩気と風味は、羊のミルクから作られるペコリーノ・ロマーノならではのものです。本場の味を再現するならペコリーノをお勧めします。
加熱することで胡椒に含まれる揮発性のオイルが活性化し、香りが飛躍的に向上するからです。挽きたての胡椒を使うことが、この料理の風味を決定づけます。
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