とろ〜りチーズ
韓国風プデチゲ(部隊鍋)
ピリ辛の韓国風スープにとろける濃厚なチーズを合わせた、身も心も温まる絶品プデチゲ。一度食べたら止まらない至福のフュージョン鍋料理です。
プデチゲ(部隊鍋)は、朝鮮戦争の時代に米軍基地から流出したスパムやソーセージなどの食材を、韓国伝統の辛いスープに合わせたことから生まれた歴史ある鍋料理です。今回のレシピでは、チェダーとモッツァレラという2種類のチーズを加えることで、スープの辛さをマイルドに包み込み、よりコク深く現代的な味わいに仕上げました。大勢で鍋を囲むひとときにぴったりの、ソウルフード感あふれる一品です。
材料
- 2 tbsp 韓国コチュジャン
- 1 packet 辛ラーメン付属の粉末スープ
- 4 tbsp 醤油
- 1 tbsp 蜂蜜
- 1 liter 煮干し出汁(または水)
- 1 赤玉ねぎ
- 1/2 ズッキーニ
- 1 bunch えのき茸
- 1 can スパム(ランチョンミート)
- 1 block 木綿豆腐
- 6 leaves 白菜
- 1 bunch 春菊
- 200 g 魚肉ねりもの・フィッシュボール詰合せ
- 6 カニカマ
- 200 g 牛薄切り肉(ロール状のもの)
- 1 cup 熟成キムチ
- 1 block インスタントラーメンの麺
- 2 slices チェダーチーズ(スライス)
- 1/2 cup ピザ用モッツァレラチーズ
- 1 卵
作り方
- 1タレのベースを準備する

まずは、きれいに洗ったミキシングボウルに韓国コチュジャンを大さじ2加えます。このじっくり発酵した濃厚な唐辛子ペーストが、プデチゲの象徴的なスープに欠かせない、奥深い辛味と旨味の土台となります。
Tip: コチュジャンをすくう際は、容器内に水分が入って傷むのを防ぐため、必ず完全に乾いたスプーンを使用してください。 - 2合わせ調味料を混ぜ合わせる

コチュジャンを入れたボウルに、辛ラーメンの粉末スープ1袋、醤油大さじ4、蜂蜜大さじ1を加えます。すべての調味料がムラなく馴染み、ヨーグルトのようになめらかでぽってりとした質感になるまで、底からしっかりと混ぜ合わせます。
Tip: タレが固くて混ぜにくい場合は、少量の水やみりんを少しだけ加えると、ペーストが緩んで混ぜやすくなります。 - 3土台となる野菜を敷き詰める

ここから鍋を組み立てていきます。まずはベースとして、スライスした赤玉ねぎとズッキーニを黒い電気鍋の底に平らに敷き詰めます。これらの香味野菜が、加熱されることで自然な甘みと水分をスープに溶かし出します。
Tip: 最初に玉ねぎとズッキーニを底に広く敷いておくことで、後から乗せるお肉や麺が鍋底に直接触れて焦げ付くのを防ぐことができます。 - 4お肉やキノコを綺麗に並べる

続いて、石づきを落としたえのき茸、厚切りにしたスパム、一口大に切った豆腐を加えていきます。韓国の鍋料理(チョンゴル)の伝統的なスタイルに倣い、具材ごとに場所を分け、外側から中心に向かって綺麗に円を描くように並べてください。
Tip: えのき茸はあらかじめ細かめの束にほぐしてから並べることで、火の通りが均一になり、旨味たっぷりのスープがよく絡むようになります。 - 5葉物野菜と練り物を加える

さらに、ざく切りにした白菜と新鮮な春菊を空いたスペースに盛り込みます。その横に、彩り豊かなフィッシュボールとカニカマを添えていきましょう。この多様な具材が混ざり合うことで、チーズプデチゲならではの賑やかで贅沢な食感が生まれます。
Tip: もし春菊独特の香りが苦手な場合や手に入らない場合は、日本の水菜やキャベツを使ってもシャキシャキとした心地よい食感が楽しめます。 - 6牛肉のロールをトッピングする

具材の仕上げとして、薄切りにした生の牛肉ロールを鍋の上部にそっと配置します。お肉をあえて極薄にスライスしておくことで、熱々の出汁を注いだ際に素早く均一に火が通り、固くならず非常に柔らかい食感に仕上がります。
Tip: 牛肉のロールは、鍋に入れる直前まで冷凍庫に入れておくと、綺麗な巻き型を崩さずに美しく盛り付けることができます。 - 7味の決め手となるキムチを中央に乗せる

すべての具材の真ん中、牛肉や野菜に囲まれた特等席に、たっぷりの熟成キムチを山のように盛り付けます。このキムチから出る発酵のコクと心地よい酸味が、プデチゲ全体の味をキリッと引き締め、本場の味へと昇華させます。
Tip: ここには、できるだけ酸味の出た「古漬けキムチ」を使ってください。その酸味が、後から乗せるチーズの濃厚な脂っぽさを絶妙に和らげてくれます。 - 8特製タレを回しかける

先ほどボウルで混ぜ合わせておいた、コチュジャンや粉末スープをブレンドした特製の濃厚タレを、具材の上から満遍なく回しかけます。この凝縮されたタレが出汁に溶け込み、ガツンとパンチのある旨辛スープを作ります。
Tip: タレをキムチやお肉に直接かかるように乗せると、加熱していく段階でお肉にしっかりと味が染み込みやすくなります。 - 9出汁を注いで蓋をし、煮込む

タレを乗せたら、鍋の縁から静かに水または煮干し出汁を約1リットル(3〜4カップ分)注ぎ入れます。続けて、インスタントラーメンの麺を中央付近のスープに浸るように沈め、鍋の蓋をします。中火で加熱し、具材全体に8割ほど火が通り、麺が柔らかくなるまで煮込みます。
Tip: 途中で蓋を頻繁に開けず、しっかりと蒸気を閉じ込めることで、上部に乗せた牛肉や白菜の芯までふっくらと熱が通ります。 - 10ダブルチーズを投入して溶かす

鍋の蓋を外します。グツグツと沸き立つスープと、ちょうど食べ頃になったラーメンの真上に、スライスチェダーチーズ2枚とピザ用モッツァレラチーズをたっぷりと広げるように乗せます。チェダーがコクを、モッツァレラが見事なとろけ具合を演出します。
Tip: チーズは欲張りすぎるとスープが脂っぽくなりすぎてしまうため、まずはレシピ通りの分量で黄金バランスを味わうのがベストです。 - 11卵を落として仕上げる

麺が完全にほぐれ、チーズが熱でドロリと溶けて具材に絡みついたら、最後に中央へ新鮮な生卵を1個割り落とします。この卵黄を崩しながら食べることで、マイルドでまろやかな極上の味の変化を楽しめます。さあ、熱いうちに召し上がれ!
Tip: 卵黄をとろとろの半熟で楽しみたい場合は卵を入れたらすぐに火を止め、少し白身を固めたい場合は蓋をしてさらに30秒ほど余熱で蒸らしてください。