加水率75%
本格ナポリ風マルゲリータピザ

作者 CookFrames
0
0/5 (0)

粉に対する水分の割合を75%まで高めた高加水ピザ生地のレシピです。職人が焼いたような、空気を含んで軽やかに膨らんだ耳(コルニチョーネ)と、口の中でとろけるような繊細な食感の本格ナポリ風マルゲリータをご自宅でマスターしましょう。

↓ 材料 ↓ 手順

本格的なピッツェリアで味わう、驚くほど軽くて気泡のたっぷり入ったピザ生地の秘密は「高加水」にあります。水分量を75%にまで引き上げることで、オーブンに入れた瞬間に生地が爆発的に膨らみ、美しい大きな気泡(アルヴェオーリ)が生まれます。職人技のような精密な生地作りと、伝統的なナポリ風マルゲリータのシンプルでクラシックな味わいが見事に融合したレシピをお届けします。

薪窯で香ばしく焼かれ、ふっくらとした耳ととろけるフレッシュモッツァレラが美しいナポリ風マルゲリータピザ。
薪窯で香ばしく焼かれ、ふっくらとした耳ととろけるフレッシュモッツァレラが美しいナポリ風マルゲリータピザ。
準備時間45 mins
調理時間24 hr
合計時間24 hr 45 mins
分量ピザ4〜6枚分
難易度難しい
カロリー650 kcal

材料

作り方

  1. 1ミキサーに粉類を入れる
    透明な容器からスパイラルミキサーのステンレスボウルに、小麦粉と細かく崩した生イーストを投入する様子。

    まず、スパイラルミキサーのステンレスボウルに高タンパクのピザ用小麦粉、塩、そして生イーストを入れます。水を加える前に乾いた材料だけで均一に混ぜ合わせておくことで、その後のミキシング工程で安定したグルテン構造が形成されやすくなります。

    Tip: 生イーストを使用する場合は、指先で細かく砕きながら小麦粉に加えると、生地全体に素早く均一に行き渡ります。
  2. 2粉類を混ぜて加水を始める
    白いスパイラルミキサーのステンレスボウルの中で、小麦粉とイーストの上からゆっくりと水が注がれている様子。

    ミキサーを低速で回転させながら、まず600gの氷水をゆっくりと注ぎ入れます。この最初のミキシング段階で粉類と水分が合わさり、そぼろ状のまとまりになります。氷水を使うことで、摩擦熱によって生地の温度が上がるのを防ぎます。

    Tip: 高加水の生地を作る際、氷水は不可欠です。生地の過熱を防ぎ、イーストの活動を安定させながらグルテンを健全に発達させることができます。
  3. 3残りの水を加える
    計量カップからミキサーボウル内のまとまりつつあるピザ生地へ、残りの水を少しずつ注いでいる手元のアップ。

    ミキサーを回し続けながら、残りの150gの氷水を少しずつ足していきます。ゆっくりと水分を含ませることで、小麦粉が水分を限界までしっかりと吸収し、しなやかでありながら強い骨格を持つ加水率75%の生地に仕上がります。

    Tip: この工程を急いではいけません。一度に水を入れすぎると生地が滑って空回りし、綺麗なグルテンの網目構造が作れなくなってしまいます。
  4. 4生地表面にオイルを塗る
    作業台の上の大きな丸いピザ生地の表面に、手で薄くオリーブオイルをなじませている様子。

    捏ね上がった生地を清潔な作業台に移します。少量のオリーブオイルを生地の表面にたらし、全体に薄くのばします。これにより、最初の休ませる工程(ベンチタイム)の間に生地の表面が乾燥して硬くなるのを防ぎます。

    Tip: オリーブオイルは乾燥を防ぐだけでなく、ほのかな風味を加え、焼き上がりのコルニチョーネ(耳)をよりパリッと香ばしく仕上げる効果もあります。
  5. 5生地を分割する
    白いドレッジ(スケッパー)を使って、作業台の上の細長く伸ばしたピザ生地を素早く切り分けているシェフの手元。

    プラスチックまたはステンレス製のスケッパーを使い、大きな生地を1枚分の大きさに切り分けていきます。すべてのピザがオーブンの中で均一に焼き上がるよう、できるだけ正確に同じ重量に分割してください。

    Tip: 生地を引っ張るのではなく、スパッと鋭く切り分けるようにします。これにより、ミキシングによって生まれた生地内部の繊細な空気構造を壊さずに保つことができます。
  6. 6生地を丸める
    作業台の上で両手を使って、切り分けたピザ生地を表面が滑らかな綺麗な球体に丸めている様子。

    分割した生地をそれぞれ手に取り、端を中心に向かって包み込むように折り込み、作業台の上で転がしながら表面に張りを持たせます。表面を滑らかでタイトに丸めることが、均一な発酵を促すために極めて重要です。

    Tip: 打ち粉をしていない作業台の上で、手を軽くすぼめて円を描くように生地を転がすと、適度な摩擦が生まれて生地の表面を綺麗に張らせることができます。
  7. 7低温長時間発酵を始める
    丸められた生地が並んだ白い発酵トレイ(ばんじゅう)を、ステンレス製の冷蔵庫の棚に収納している様子。

    生地を並べたトレイを冷蔵庫に入れ、低温でじっくりと発酵させます。この低温発酵によりイーストの働きが穏やかになり、小麦本来の複雑な風味や旨味が引き出されるとともに、扱いやすく焼き上がりの食感が格別な生地に仕上がります。

    Tip: 最高の仕上がりを目指すなら、少なくとも24時間から48時間は冷蔵庫で休ませてください。時間をかけることで酵素が働き、深い味わいと豊かな焼き色が生まれます。
  8. 8生地を伸ばす
    打ち粉がふられた白い作業台の上で、手を使って生のピザ生地を優しく外側へと押し伸ばしている手元のアップ。

    発酵を終えた生地を打ち粉を敷いた作業台に置きます。指先を使い、中心から外側に向かって優しく押し潰すようにして、耳の部分に空気を送り込みます。その後、手で生地を回しながら優しく伸ばし、中心が薄く、縁がふっくらと隆起した綺麗な円形に整えます。

    Tip: 生地は決して乱暴に扱わず、耳の部分の気泡を潰さないように注意してください。これが、焼いたときに軽やかでサクサクとした食感を生み出すポイントです。
  9. 9トマトソースを塗る
    金属製のレードル(柄杓)の底を使い、伸ばしたピザ生地の中心から円を描くように鮮やかな赤色のトマトソースを広げている様子。

    手で伸ばした生地の中心にトマトソースをのせます。レードルの底を使って、中心から外側に向かって円を描くように滑らかにのばしていきます。耳が綺麗に膨らんで香ばしく焼けるよう、縁から2〜3cmほどスペースを残してソースを塗りましょう。

    Tip: ソースをのせすぎないように注意してください。薄く均一に塗ることで、高温で焼き上げる際に生地の底が水分でベチャつくのを防ぐことができます。
  10. 10フレッシュモッツァレラをトッピングする
    トマトソースが塗られた丸いピザ生地の上に、手でちぎった白いフレッシュモッツァレラチーズをバランスよく配置している手元。

    トマトソースの上に、手で適度な大きさにちぎったフレッシュモッツァレラチーズを均等に散らします。全体にバランスよく配置することで、オーブンの中で均一にチーズが溶け合い、どこを食べてもソースとチーズの完璧な比率を楽しめます。

    Tip: 水分の多いフレッシュモッツァレラを使う場合は、トッピングする前にキッチンペーパーなどで軽く水分を拭き取っておくと、焼き上がりのピザが水っぽくなるのを防げます。
  11. 11薪窯で焼き上げる
    赤いタイルが貼られた薪窯の開口部から、長い柄の付いた金属製ピザピールを使ってピザを中に滑り込ませる瞬間。

    長い柄のピザピールにピザをのせ、高温に熱せられた薪窯の奥へと滑り込ませます。強烈な乾燥熱によって生地が一気に膨らみ、わずか60〜90秒で耳に香ばしい焼き目がつき、トッピングが最高の状態に焼き上がります。

    Tip: ピザをピールにのせる直前に、ピールの表面にセモリナ粉や小麦粉を軽くふっておくと、生地が金属に張り付かずに滑らかに窯へ投入できます。
  12. 12仕上げのトッピングとオイル
    黒いサービングボードの上で、焼き上がったばかりのナポリピザの表面にフレッシュなバジルの葉を飾り付けている様子。

    焼き上がったピザを窯から出したら、すぐに新鮮なバジルの葉を散らします。ピザの予熱でバジルが優しくしんなりとし、爽やかな香りが一気に立ち上ります。仕上げに、高品質のエキストラバージンオリーブオイルを回しかけて、美しい艶と豊かな風味をプラスします。

    Tip: バジルを焼き上がった後におろすことで、葉の鮮やかな緑色を保ち、高温の窯の中で焦げて苦味が出てしまうのを防ぎます。

保存と温め直しの方法

冷蔵保存
3 days
分割した生の生地は、冷蔵庫で最大72時間熟成させることで、さらに風味が向上します。
冷凍保存
1 month
生地を丸めて1個ずつ密閉袋に入れ、冷凍します。使用する前日に冷蔵庫に移してゆっくり解凍してください。
温め直し
3–5 min
焼き上がったピザの残りは、油を引かないフライパンで中火で温めて底をカリッとさせ、仕上げにトースターや魚焼きグリルで上部をさっと炙ると美味しく仕上がります。

カロリー消費

バドミントン
エネルギッシュなプレーを約80分。
ランニング
一定のペース(時速約9km)でのジョギングを約65分。
ズンバ
ハードなダンスを約85分。

よくある質問

高加水の生地は水分量が多いため、性質上どうしてもベタつきます。ここで打ち粉を足しすぎると焼き上がりの耳が硬くなってしまうため、手元を素早く、迷わずに動かすのがコツです。また、道具や手に軽くオイルを塗っておくのも効果的です。
はい、代用可能です。生イースト5gに対して、アクティブドライイーストまたはインスタントドライイーストを約1.5〜2g使用してください。
タンパク質含有量が高め(12〜13%)のピザ用小麦粉や、イタリアの「Tipo 00」粉(強靭なグルテンが作れるもの)が最適です。加水率75%という大量の水分を保持し、長時間の低温発酵に耐えるには、しっかりとしたグルテンを形成できる強い粉が必要です。
No ratings yet

このレシピをどう評価しますか?