クレヨンしんちゃん風 黄金
塩ラーメン(究極の鶏清湯)
「クレヨンしんちゃん」に登場するような、透き通った黄金色のスープを再現。伝統的な「掃湯」技法を使い、鶏ひき肉と昆布で雑味のない極上の一杯に仕上げます。
しんちゃんの大好物といえばチョコビですが、アニメに登場するあの美味しそうなラーメンも忘れられません。今回は「鶏清湯(とりちんたん)」の手法を用い、鶏ひき肉をフィルターにして濁りを除去する本格的なレシピをご紹介します。シンプルだからこそ、素材の旨味が五臓六腑に染み渡る、心温まる一杯です。
材料
- 20 g 乾燥だし昆布
- 300 g 鶏むね肉のひき肉
- 1.2 l 水
- 2 portions 生ラーメン(中華麺)
- 1 tsp 海塩
- 2 slices チャーシュー
- 1 味付け卵(半熟)
- optional 白髪ねぎ
- optional 焼き海苔
作り方
- 1昆布を水に浸す

乾燥昆布20gを清潔な水の入ったボウルに入れ、30分以上浸します。これにより、塩ラーメンのベースとなる旨味成分(グルタミン酸)をじっくりと引き出し、深みのある出汁の土台を作ります。
Tip: 昆布の表面についている白い粉は「マンニトール」という旨味成分なので、洗い流さないように注意しましょう。 - 2浸し水を鍋に移す

昆布の旨味が溶け出した黄色みがかった浸し水を、ガラス鍋やソースパンに静かに移します。この液体が、鶏の旨味を合わせるための重要なベースになります。
Tip: ガラス鍋を使うと、スープの透明度や加熱中の温度変化を目で見て確認しやすくなるのでおすすめです。 - 3鶏ひき肉を混ぜ合わせる

鍋に生の鶏むね肉のひき肉を加えます。火にかける前に、ホイッパーなどを使って肉を完全にほぐしてください。この「ラフト法」が、スープを澄ませながら鶏のクリアな旨味を抽出するポイントです。
Tip: 水が冷たいうちに肉をバラバラにしておくことで、加熱した時に肉が固まらず、効率よくアクを吸着してくれます。 - 4昆布を鍋に戻す

浸しておいた昆布を、ひき肉と水の入った鍋の中に戻し入れます。加熱を始めることで、昆布からさらに豊かな風味がスープ全体に広がります。
Tip: 昆布が水面に浮かないよう、しっかり沈めて全体から味が出るようにしましょう。 - 5弱火でじっくり加熱する

中火にかけ、温度が上がるまで絶えずゆっくりとかき混ぜます。急激な温度上昇は雑味や濁りの原因になるため、焦らずじっくりと旨味を煮出していくことが大切です。
Tip: 火加減に注意し、激しく沸騰させないように見守りながら温めてください。 - 6昆布を取り出す

スープの温度が約90℃(沸騰する直前)になったら、トングで昆布を取り出します。沸騰したまま昆布を入れておくと、ぬめりやエグみが出てしまい、繊細な塩スープの味を損ねてしまいます。
Tip: 鍋の底から小さな泡がポツポツと上がり始めたタイミングが、昆布を取り出すベストなサインです。 - 7スープを澄ませる(掃湯)

昆布を除いたら、火を極弱火にします。鶏ひき肉が表面に浮き上がり、いかだ(ラフト)のような状態になるまで約30分間静かに煮ます。この肉の層がフィルターとなり、スープの濁りを吸着して透明にしてくれます。
Tip: 決して沸騰させないでください。静かな対流を保つことで、プロのようなクリスタルな清湯に仕上がります。 - 8スープを丁寧に濾す

完成したスープを、清潔な布やキッチンペーパーを敷いた目の細かいザルで静かに濾します。ひき肉や細かい不純物が完全に取り除かれ、美しく澄んだ黄金色の塩スープが姿を現します。
Tip: 布を使って濾すことで、余分な油分や微細な粒子まで除去でき、口当たりの良いスープになります。 - 9丼に塩を用意する

温めておいたラーメン丼の底に、高品質な海塩を入れます。これがこのラーメンの「タレ」となり、スープの旨味を最大限に引き立てる決め手となります。
Tip: お好みで、ひとつまみの旨味調味料や魚粉を加えると、よりパンチのある味わいにカスタマイズできます。 - 10熱々のスープを注ぐ

濾したての熱々な黄金スープを、塩の入った丼に注ぎ入れます。スープの熱で塩が自然に溶け、香り高い究極の塩スープが完成します。
Tip: スープは注ぐ直前にしっかり熱くしておくことで、塩が溶けやすくなり、麺を入れた後も最後まで温かく召し上がれます。 - 11麺を整えて完成

茹でてしっかり湯切りをした麺を、スープの中へ入れます。箸で麺を軽く持ち上げて整え、スープが全体に馴染むようにします。仕上げにお好みの具材をトッピングして完成です。
Tip: 麺の水分がスープを薄めないよう、湯切りは「チャッチャッ」と力強く、しっかり行うのが鉄則です。